りん王国…そして歴史が始まる…
その両手は、夢を掴むためにある!

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大人への道



ブラックコーヒーについて考えてみた。


なぜみんなブラックコーヒーを飲めるのだろう?


というか苦すぎるだろう、どう考えても・・・


舌がマヒしてんのか?


だめだ、理解できない。


しかし、理解できないものを理解したくなるのが人間、いや人類だ!


というわけで、目の前でブラックコーヒーを飲んでいる太っちょ君(ふとっちょ)に聞いてみた。(一応友達)


「なんでブラックコーヒーを飲むんですか?」


太っちょ君はこういいました。


「香りを楽しんでいるのさ♪」


太っちょ君は、ぜんぜん似合ってないのに前髪をかき上げる。


「・・・・・・・・・・・・・ほんとか?」


「うそだよ。」


「うそかよっ!?」


太っちょ君の自信満々な答えに、ついツッコミを入れてしまった。


「自分の体臭も気づかないような鼻なのに、コーヒーの香りを楽しめると思う?」


自分の弱点を、さも当然のように言ってくる。


いや、自分の体臭のこと気づいてたんなら、もっと気をつけてくれよ。


そうだ、備長炭を体のあちこちに置いとくのをお勧めするよ。


心の中で実現しそうに無い案を出してみた。


「とりあえず、ブラックコーヒーを飲む理由を教えてくれ。」


お前の弱点なんて興味ねぇんだよ!という顔をして当初の目的を達成しようと質問してみた。


太っちょ君はこう言いました。


「早く大人になりたいだけかも・・・」


なぜ“かも”?


「ブラックコーヒー飲まなくても、嫌でも大人になるじゃん。」


万人いたら千人ぐらい思うことを聞いてみた。


「チッチッチッ、わかってねぇな〜。」


とゆびを振る。


かなりムカついたので、ホッペを伸ばしてやった。


ホッペがかなり伸びたのですぐ止めるつもりだったのに、もうちょっともうちょっと、と調子に乗って伸ばしてたら太っちょ君が暴れだした。


仕方が無いので放してやる。


赤くなったホッペ両手を押さえながら


「ブラックコーヒー飲んでたら大人に見えるだろ?とりあえず早く大人になりたい人はそうするのさ。」


と律儀に説明してくれる。


「ほーほー。つまり年齢が達してないのにタバコを吸う行為と同じ訳ですな。」


「そういうこってす。」


太っちょ君は、ようやく分かってくれましたかと言いたげな顔で頷いてくる。


「しかし、子供の何が不満なんだ?よく考えたら子供といえる年齢の倍が大人といわれる年齢なんだぞ。もっと、青春を大事にしなさい!」


「は、はい。すんません。」


とりあえず理不尽な怒りを太っちょ君にぶつける。


「そもそもだな、最近の若いもんは・・・・」


キ〜ン コ〜ン カ〜ン コ〜ン


「おっ、チャイムっすよ。教室に帰りましょう。」


太っちょ君に促がされ、シブシブ歩き出す。


太っちょ君は俺の説教をかわせて、ホッとした顔になっている。


そうは問屋がおろさない。


放課後に続きを話しまくってやるぜ!




哀れ!太っちょ君の放課後はいかに!?


次号に続かない


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